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湖畔には、放置されたボートがあって、雨水をいっぱいに溜めていた。時代が忘れたものたちが眠る、そういう場所だ。船着場には鳥たちがいて、沈む陽の影を見つめる。この風は雪の匂いすらするというのに、じっと彼らは此処にいて、黙りこくりて落日を待つ。あの触れた手は死んでいた。口づけて止まる秒針だった。背後に消える傾斜についてひとつ、遺失したものがあったと思いながら。
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