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先日ふと立ち寄った本屋さんにめずらしく置いてあったので衝動かつ運命的に購買した。それは僕が図書館で初めて借りた写真集だった。そのとき僕はまだカメラを知らずに、ただ何気なくページをめくった。めくって、ただひたすらそこには写真があって、彼女の家族や親戚の写真が繰り返されて、いずれも同じようでいて、でもやっぱり少しずつ変化していて、見つめてはまためくって、たまに戻って、まためくって、めくって、その内に何かが胸の奥に生まれて、うっすら静かに積みあがってゆくような、或いは柔らかな光に浮かんでくるイメージが、ひとつの方向へ集まって、繋がって、僕の胸のなかにあるものを呼び起こすような感じがあって、最後の写真を見つめながら自然と涙がこみあげてきた。 あれからいろんな写真集を読んでみたが、「CUI CUI」ほど印象的なものはなかったし、これからもこの写真集は僕にとってきっとスペシャルな存在でいつづけるのだろう。気軽にパラパラっと捲るものではないから、今はここにあるだけ。その時 がきたらそのときは、川内倫子さんの語る記憶の中でそっとこの目を開きたいと思うのだ。
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